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インプラント治療に対する不安がある方は、事前にある程度、治療の流れを把握しておくことで不安の軽減に繋がるでしょう。どの歯科医院で治療を受けるとしても、ほぼ同じ流れになるので覚えておくと良いでしょう。
患者がインプラント治療に適した状態がどうかを、さまざまな角度から検査します。主な検査は、虫歯・歯周病の有無や健康状態、治療対象部位の各種検査です。
虫歯や歯周病があれば、先に治療を行ってからインプラントを行うことになります。また、健康状態に問題があれば(糖尿病など)、治療の可否が再検討されることもあります。
検査の中でも重要なのが、治療対象部位のCTによる検査。インプラントを入れる予定の部位を3D画像で撮影し、神経や血管などの位置やアゴの骨の量などを確認する検査です。アゴの骨の量が不足している場合には、先に骨量や骨の厚みを増やす施術が必要となります。
インプラント(セラミック等でできた人工の歯根)をアゴの骨に埋入する手術の後、インプラントが骨となじんで結合されるまで待ちます。インプラントと骨が結合したことを確認の上、インプラントと義歯(かぶせ物)との間にアバットメントと呼ばれる部品を装着。違和感がなければ、製作した義歯を装着し、噛み合わせ等の微調整を行って治療が終了します。
インプラントの埋入手術自体は1日で終了しますが、その後、インプラントと骨が結合するまでに、やや長い期間がかかります。結合に要する一般的な期間としては、下アゴで約12か月、上アゴで約6か月とされていますが、個人差があるため一概には言えません。
なお、インプラント手術の前に歯周病治療や骨の造成治療が必要となった場合には、その分だけ治療期間が長くなります。
インプラントの「治療自体」は義歯が装着された段階で終了ですが、インプラントの「維持」のための定期メンテナンスは、治療後も継続的に行われます。
メンテナンスとは、歯科医師がインプラントや周辺組織の状態を確認する作業のこと。確認して不具合が見つかった場合には、適切な処置や指導が行われます。一般的なメンテナンスの頻度は、手術を受けた初年度が3か月に1回程度、2年目以降は1年に2~3回程度とされています。
メンテナンスを怠った場合、インプラント周囲炎という症状が悪化し、インプラントが抜けてしまう恐れがあります。また、メンテナンスを怠った場合のインプラントの不具合は、通常、保証の対象にはなりません。いつまでも良好な状態でインプラントを使い続けるため、術後のメンテナンスは非常に重要なポイントとなります。
インプラント治療の期間は医師への相談から義歯の装着までと考えると、数か月はかかります。とはいえ、その期間中、毎週のように歯科医院へ足を運ぶ必要はありません。
「インプラントの治療は数か月かかる」と聞くと、定期的な検診が数か月間あり、頻繁に足を運ぶものだと想像する人もいらっしゃるかもしれませんが、実際には馴染むのを待つ期間の方が長く、通院頻度はそれほど多くありません。埋め込んだインプラントが骨に馴染むまでは自然経過を待つ必要があり、治療後のリカバリーを含めるとさらに時間がかかります。
歯科医であれば誰でもインプラント治療が行うことができますが、前述したように虫歯治療と違ってインプラントは、大切な神経や血管が通る骨を削って、そこへインプラントを埋入していくため、専門的な知識や技術のある医師に診てもらいたいものです。ここではインプラントの主要学会で日々研鑽し知識を身につけ、技術やスキルがあるとして認定された指導医をご紹介します。
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