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インプラントをすると、なぜか口臭が強くなることがあります。当記事では、そういった口臭の原因を説明し、そのうえで行うべき対策を紹介しています。さらに、対策しても口臭が改善しない場合に考えられる可能性についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療後に生じる口臭の主な原因として、次のふたつが挙げられます。
インプラント治療を受けると、もとの歯と人口歯冠との間に、段差ができます。そのため、どうしても磨き残しが増えてしまうのです。
これまでどおりブラッシングをしているつもりでも、歯の隙間にプラークが溜まりやすくなり、その結果として細菌が繁殖し、口臭が出る原因になるわけです。ブラッシングの仕方に癖がある場合には特に、磨き残しが生じやすいです。
インプラント周囲炎になると、歯茎の腫れや出血がみられ、膿が出てくることがあります。これらは、雑菌が入って炎症を起こした結果として生じるものです。そして、その出血や膿が口臭の原因になってしまうのです。口臭が強くなるだけでなく、インプラントが抜け落ちてしまう可能性もあります。
ブラッシング方法を工夫したりやデンタルフロスを使用したりすることで、口臭を解決できる場合があります。
物を食べたあとには、必ずブラッシングを行うようにしましょう。また、1日に1回は、30分ほどの時間をかけて、磨き残が生じないようにじっくりとブラッシングすることが大切です。
歯と歯の間を縦方向にブラッシングや、歯と歯茎の間を横方向に動かすブラッシングにより、磨き残しを減らしやすくなります。また、奥まで届く「ワンタフトブラシ」を使用するなどして、磨き方を工夫してみてください。
30分間もかけて磨くのが大変そうに思われる場合には、食事後、テレビなどを楽しみながらブラッシングを行うと続けやすくなるのでおすすめです。さらに、定期的に歯科クリニックに通院し、プラークチェックを受け、メンンテナンスを受けておくことをおすすめします。
糸状のデンタルグッズとして、ドラックストアなどでも市販されているデンタルフロス。ホルダータイプのほか、すべての歯に対応可能な糸巻きタイプなどもあります。
使用することで、歯と歯の間や歯ぐきの汚れを落としやすくなります。使用する際に、歯から強引にフロスを引き抜こうとすると、人工歯冠が外れてしまう可能性があるため、注意しながらゆっくり引き抜くことが大切です。
インプラント以外の要因によって口臭が生じていることもあります。
舌が汚れないようにすることが大切です。舌が汚れていると苔がついてしまい、それが、口臭が出る原因になってしまうのです。薬用マウスウォッシュなどを導入して、定期的に舌のお手入れやケアをしておきましょう。
虫歯も、口臭が強くなる主な原因のひとつです。虫歯菌が繁殖し、酸をつくり出すことが虫歯の起因となっているからです。入念にブラッシングをしていれば虫歯を防ぎやすくなるので、ブラッシングにかける時間を維持し、磨き方を工夫することが大切です。
インプラントや歯のトラブルだけでなく、 身体の他の部分の病気が、口臭の原因となっている可能性も否定できません。たとえば、副鼻腔炎や咽頭炎などが炎症を起こしていると、血液や膿が口の中に出てくることがあるのです。あるいは、呼吸器系の病気が原因になっているケースもあります。
歯科医であれば誰でもインプラント治療が行うことができますが、前述したように虫歯治療と違ってインプラントは、大切な神経や血管が通る骨を削って、そこへインプラントを埋入していくため、専門的な知識や技術のある医師に診てもらいたいものです。ここではインプラントの主要学会で日々研鑽し知識を身につけ、技術やスキルがあるとして認定された指導医をご紹介します。
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