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「糖尿病患者はインプラント治療ができない」とのイメージがありますが、決して不可能ではありません。ここではインプラント治療と糖尿病について、さまざまな角度から紹介します。
糖尿病患者ではあっても、血糖値をコントロールできている場合、インプラント治療を受けることができる可能性があります。ただし、実際にインプラント治療を受ける場合、血糖値だけではなく口腔内環境も判断材料となるため、担当医の判断が重要です。血糖値だけを見て個人で判断するのではなく、医師に相談し、治療が可能かを判断することになります。
血糖値をコントロールできている場合、糖尿病ではあってもインプラント治療を受けることができます。具体的にはHbA1c6.9%以下、空腹時血糖値140ml/dl以下で、血糖値をコントロールできている方です。また、口腔内の清掃が行えている点も条件です。ただし、上記条件はあくまでも目安です。条件を満たしているだけではなく、口腔内環境やその他の状況など総合的に判断することになります。
数値の目安を満たしているからと自己判断でインプラント治療を決めるのは控えましょう。糖尿病は免疫力の低下を招きます。そのため、インプラント治療を受ける場合には、インプラント担当医だけではなく、糖尿病の担当医それぞれに相談し、快諾を得てから治療を行いましょう。
糖尿病患者がインプラント治療を受ける場合、インプラントの担当医だけではなく、糖尿病治療の担当医とも相談し、両者が綿密な連携を取ることが求められます。
インプラント手術後には抗生物質を服用しますが、低血糖を引き起こす副作用のないものを選ぶ点、外科手術中には高血糖を誘発しない局所麻酔を使用すること、低血糖発作防止のためにインプラント手術直前の飲食を控えることが求められます。また、述前の血糖値の検査の正確性も重要です。
具体的なポイントとして、インプラント手術中に高血糖発作リスクの可能性があることから、生体モニタリングやブドウ糖投与に対応している歯科医院を選ぶとよいでしょう。
必要に応じて予防投与として抗生物質の服用にて細菌感染リスクを下げることも大切です。
インプラント手術の腫れ・痛みでいつも通りの食事がとれなかったにも拘わらず、血糖降下剤やインスリン注射を行ってしまうと血糖値の急激な低下を招きかねません。場合によっては低血糖症が発生する可能性もあります。
そのため、インスリン注射や血糖降下剤を服用している糖尿病患者がインプラント治療を受ける場合、カウンセリングの段階でインプラント治療を行う担当医・執刀医にインスリン注射・血糖降下剤を服用していると伝えましょう。
すると、身体に負担がかからないインプラント治療をプランニングします。この点もインプラント執刀医だけではなく、糖尿病担当医とも相談することが重要です。
糖尿病患者でも、決してインプラント治療が不可能とは言い切れません。しかし、糖尿病ではない患者と比較すると、気を付けなければならない点が多々あります。自己判断ではなく、糖尿病・インプラント治療それぞれの担当医に相談し、治療を進めましょう。
歯科医であれば誰でもインプラント治療が行うことができますが、前述したように虫歯治療と違ってインプラントは、大切な神経や血管が通る骨を削って、そこへインプラントを埋入していくため、専門的な知識や技術のある医師に診てもらいたいものです。ここではインプラントの主要学会で日々研鑽し知識を身につけ、技術やスキルがあるとして認定された指導医をご紹介します。
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