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インプラントは、抜歯をした後にできる歯ぐきの穴にチタン製などのボルトを埋入して歯の代わりにする手術です。インプラントがしっかり骨と結合し、ぐらつかないよう保つには 土台である歯ぐきが重要です。口腔の状態によっては、歯肉形成(歯ぐきの移植)を行う必要があります。
ここでは、歯肉形成手術の中でもポピュラーな2つの移植術について、詳しく紹介します。
FGGは、歯周治療の一つとして考案された「歯ぐきの移植」手術です。患者様自身の固い歯ぐきを切り取り、インプラントの周りなどに獲得することで、インプラント周囲炎などの感染を予防するのが目的です。
患者様の上顎の裏側にある角化歯肉は丈夫で、量も豊富なため、移植によく使われます。切り取った歯ぐきを必要な部分に貼り付け、糸で固定します。術後およそ1~2週間で抜歯し、2~3か月かけて傷の治癒を待ちます。移植した硬い歯肉は、元々の歯ぐきとくっついて徐々に馴染んでいきます。切り取った上顎には、治癒を早めるためにコラーゲンなどでカバーしておきます。採取した部分は再生されていきます。FGGは、この歯ぐきの再生能力を生かした治療法です。
CTGは、歯周病や加齢、強すぎるブラッシングの力で、健康な歯ぐきの状態が損なわれて、下に下がってしまっている時に行う移植手術です。FGGよりも技術が必要な手術ですが、歯茎の表面の色に左右されないので、見た目が自然な仕上がりになるのが特徴です。
患者様自身の上顎から、結合組織を必要な分だけ切り取り、足りない部分に移植します。その際に、あらかじめ露出している周囲の歯ぐきを切ってめくっておき、移植した上から覆いかぶせるようにして糸で固定することで、自然な結合を促します。術後1~2週間で抜歯を行い、2~3か月かけて傷が治癒するのを待ちます。
「角化歯肉」と呼ばれる歯ぐきの中でも健康な歯の周りにある固い歯肉は、歯ブラシの圧にも耐えることができる部分で、ないと歯ブラシが痛くてあてられないために磨くことができなくなります。 インプラントの周りにも固い歯肉がないと歯磨きをするのが難しくなるので、気にする必要はありません。最近ではむしろ、なくてはならない歯肉であるという考えもあります。
歯科医であれば誰でもインプラント治療が行うことができますが、前述したように虫歯治療と違ってインプラントは、大切な神経や血管が通る骨を削って、そこへインプラントを埋入していくため、専門的な知識や技術のある医師に診てもらいたいものです。ここではインプラントの主要学会で日々研鑽し知識を身につけ、技術やスキルがあるとして認定された指導医をご紹介します。
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