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日本口腔インプラント学会の論文によると、インプラントの経過について1,801人のアンケート結果から、「まったく問題がない」と答えた患者は79%(1,401人)、「何回かトラブルがあった(歯茎が腫れたなど)」と答えた患者は18%(324人)でした。(※1)手術後18%の人が腫れに悩まされたというのです。腫れはいつまで続くのでしょう。期間や対処法について解説します。
インプラント埋没手術後「埋め込んだ部分が腫れる」ケースがあるようです。ピークは術後2~3日後。少しずつ腫れは収まり、術後1~2週間で元通りになる(※2)とされています。口の周りや頬・目・顔の外側が腫れるのは正常な反応(※3)だといわれているので、心配しないでください。
手術後すぐに食事をすると、麻酔による感覚の鈍さから粘膜を傷つける可能性があります。麻酔が切れるまで食事はやめましょう。食事がおかゆや麺類など柔らかいものがよいでしょう。局所を冷やすと腫れを抑えることができます。
手術後は痛み止めや抗生剤、消炎剤などがクリニックから処方されます。とくに抗生剤は日数分飲み切るようにしてください。飲み忘れてしまうと殺菌の効果が出ない可能性も。腫れの原因にもなるので、飲み忘れがないようにくれぐれも注意してください。
麻酔が効いている間に治療した部位を指や舌で触ったり、頬を引っ張ったりするのはやめてください。傷口に細菌が発生すると腫れが続くことがあります。
うがい薬で口の中を清潔に保ちましょう。歯ブラシを強く当ててはいけません。うがいや歯磨きの方法、歯磨き剤については医師に相談してください。
飲酒や喫煙は腫れる原因になります。手術後2~3日は禁煙・禁酒を心掛けてください。からだを温めると腫れが増してしまう可能性も。数日はお風呂をやめて、ぬるめのシャワーで済ませましょう。1週間程度は激しい運動は避けてください。
インプラント治療が終了しても、3~6か月に一度定期的にメンテナンスや検査を実施していますが、期間より腫れが長引くケースもあるようです。その場合、感染症を発症しているかもしれません。メンテナンス前であってもそのまま放置しないで、すぐに病院へ。担当医師に相談してください。歯周病はインプラント人工歯根を支えている顎の骨を溶かしてしまうとか。脱落の原因にもなるので、歯周病予防・早期発見のためにもメンテナンスは忘れずに受けましょう。
歯科医であれば誰でもインプラント治療が行うことができますが、前述したように虫歯治療と違ってインプラントは、大切な神経や血管が通る骨を削って、そこへインプラントを埋入していくため、専門的な知識や技術のある医師に診てもらいたいものです。ここではインプラントの主要学会で日々研鑽し知識を身につけ、技術やスキルがあるとして認定された指導医をご紹介します。
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