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インプラント治療を受けるにあたり、歯科医院と大学病院の違いはあるかをまとめました。どちらにもメリットとデメリットがあるため、歯科医師とよく相談して納得できる医療機関を選びましょう。
歯科医院はかかりつけ医としての地域の口腔ケアを担当しています。大学病院は高度な歯科医療を提供し、研究機関や教育機関としての役割もあります。特に難症例(骨粗鬆や糖尿病など)の症状でなければ、どちらで治療を受けても大差はありません。
難症例があるケースとは「全身疾患がある方」や「歯槽骨の量や高さ不足」により、従来のインプラント治療が適用できない状態を指します。症状に応じた骨造成や他科との連携が必要になり、一般的な治療よりも高度な知識と経験が求められます。
大学病院でインプラント治療を受けるメリットとデメリットをまとめてみました。難症例でなければ、通いやすさや受けたい治療内容で選ぶと良いでしょう。
内科や循環器内科などの他科と連携できるため、全身疾患をお持ちの方のサポート体制が整っています。事故や重度の歯周病により欠損した歯が多い場合や難症例(骨粗鬆や糖尿病など)への治療実績が豊富にあります。
一般の歯科クリニックよりも検査設備が充実している場合が多く、難症例(骨粗鬆や糖尿病など)への精密検査に信頼がおけます。手術室もプライバシーが守られた個室で、症状に応じて入院対応も可能です。
インプラント治療の保険適用には、「入院の別途数が20床以上」などの条件があります。保険適用で治療を受けたい方は、対象となる大学病院での受診が必要と言えます。研究機関としての役割もあり、新しい治療法へ積極的に取り組んでいます。
大学病院によっては、インプラント治療の専門性で有名な歯科医師に診察してもらえる場合があります。難症例(骨粗鬆や糖尿病など)や顎の骨量が少ない、歯の欠損が多いなどで、歯科医院での治療が難しい方へ治療法を提案できるでしょう。
大学病院は歯科だけではないため、歯科医院に比べて採決やレントゲン検査、診察の待ち時間が長くなってしまいます。通院時間がかかることも多く、希望の歯科医が診察している曜日に予約を取るのも難しい場合もあります。
ベテラン医師だけではなく、研修医も多く在籍しています。どの歯科医が担当するか分かりません。年度ごとに医師の入れ替わりもあり、継続的に同じ歯科医師の治療を受けることも難しいでしょう。
歯科医院でインプラント治療を受けるメリットとデメリットをまとめてみました。クリニックのサイトをよく確認すれば、トラブルは起こりにくいでしょう。
歯科医院ごとに診察時間を決めているため、「夜間22時まで」や「土日、祝日OK」と通院がしやすいでしょう。キッズスペースの完備や保育士が子どもを見守るなど、小さなお子さん連れでも通いやすい配慮もあります。
歯科医院の公式サイトを検索すると、歯科医師の経歴や症例実績、院内の設備などを確認できます。インプラント治療への取り組みを把握しやすいため、初回カウンセリングを受けるクリニックなのかを判断しやすいでしょう。
インプラント治療が終わっても、定期的なメンテナンスな口腔ケアが必要になります。柔軟な診療時間やアクセスの良さを思うと、継続して治療を受けやすいでしょう。開業医の移動頻度は多くないため、同じ歯科医師が担当しやすと言えます。
インプラント治療を専門としている歯科医院もあり、骨造成が必要な難治症例にも対応できる場合があります。大学病院であれば必ずインプラント治療が得意とは限らないため、担当医師の経験をよく確認しましょう。
インプラント治療は自由診療の場合が多いため、歯科医院が料金を設定しています。平均価格は1本30万円ほどなので、相場よりも安価な料金には注意しましょう。売上重視で、適切な治療を受けられない場合があります。
インプラント治療は進歩が激しい分野のため、日々の努力で治療スキルが変わってきます。学会や勉強会へ積極的に参加している歯科医師だけとは限りません。経営に追われて努力を怠っていると、治療スキルにが低い場合があります。
歯科医院と大学病院で迷った際の注意点をご紹介します。以下の状況のクリニックだと
トラブルが起こりやすいため、大学病院や他のクリニックへの通院を検討してみてください。
インプラント治療の説明に納得できているか重要なので、主治医に疑問がある場合は急いで治療を受けるのは止めましょう。
治療後も通院しやすいかもチェックして、病院選びをすつことが大切です。
全身疾患を患っている場合は、大学病院で他科と連携する必要があります。クリニックで対応できるか相談してみてください。
相場価格より安い場合は、利益重視で適切な治療を受けられない場合があります。
歯科用3Dレントゲンや手術室などの設備があるかを確認しましょう。